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今月のおすすめ作品(2024年8月)

 私です。ニコニコが復活したので活動再開します。

 この二ヶ月、YoutubeとD社の+を見続けて凌いできましたがしんどかったですね、思いの外。何がしんどいってニコニコの人気動画は見返せるようになったのになんにもわからなかったんですよ。最初の方とか特に。唯一あったのがモリヤステップ見つけてブチ上がったぐらいでしたからね。13年以降はきたねえのと半々でもう目も当てられない。

 D社+のほうではラプンツェル・ザ・シリーズを久々に何周かしていました。カサンドラが大好きでね。


「過去30日の視聴回数」が全部ゼロになっていましたので、今回は純粋な平均視聴回数に基づいて選びました。(最低ラインのみ操作してます)

 ではいってみましょー。

月まで届け、不死の煙

 復活とかけまして、今回の自由枠はこちら。

 永夜抄よりお馴染みの曲です。

 最近の動画の中では伸び方が一番優秀でしたので、今後も頑張って戴きたいところ。


Theme of 地獄めくり ~ 修験(怪綺談版)

 靈異伝そして怪綺談より。『死なばもろとも』のアレンジです。

 原曲版ではかなり激しい感じでしたが、怪綺談/幺樂団でのアレンジ版はちょっと丸くて優しい感じになっているんですよね。

 聞けば靈異伝ではデータ上の曲名が『Theme of 地獄めくり』と『SYUGEN(SHUGEN)』で、あろうことかタイトル画面用の曲として用意されていたというではありませんか。じゃあ怪綺談では本来のイメージで作り直したのかなと、そんな事を考えながらアレンジさせて頂いた一曲になっております。

 音使いとか、なんか当時の私らしいなって思ってます。


Silk Road Alice

 秋霜玉より。いつものフレーズ初出曲。

 この頃、『シルクロードアリス』のアレンジで一つすごく好きなものがあって、じゃあ私もやってみるかと思い手を付けた記憶があります。残念ながら今ではもうその動画は見られないんですよねー。同じ人の好きなアレンジはだいたい消えました。悲しい。

 これは2017年のアレンジでしたか、SGMというサウンドフォント一本で頑張っていた頃ですね。この音源って結構独特な音が多くて、今でもたまにその独特なニュアンスが欲しくて混ぜることがあります。例えばそう、ヴァイオリンとか。


信仰は儚き人間の為に

 ほら、2020年になっても使ってる。SGMのヴァイオリン。

 風神録より、カラッとしたアレンジでお送りしています。

 

 当時私はとある東方風サークルに属しておりまして、そこで『ラストリモート』のアレンジを収録して頂いたトラックが配信された宣伝として制作したものです。まあこの直後にサークル関連で色々やらかして喧嘩別れして、あの辺の界隈とほぼほぼ断絶状態になってしまうのですが。そういう私自身もうんざりする欠点とダイレクトに結びついている作品なので、今なお扱いに困っている節があります。

 まあ……なんだろうな、単体で聴くと良いアレンジですよ。コメントでも言われているように歌謡曲っぽさがありますね。これは意図したものではありませんでしたが、なんか早苗絡みだと妙にしっくりきてしまうこの謎。なんなんでしょう。


幻想のホワイトトラベラー

 天空璋より。荒野のような儚き人間とは打って変わって、こちらはしっとりした一曲。

 ……いや今聴くとそんなしっとりしてないな? 特にこう、なんすか、ドラムが。乾いているというか、硬いというか。こういうのが分かるようになったのも、ずっとDTMを続けてきたからこそですよね。いいのいいの、次に活かせばいいんです。


秘匿されたフォーシーズンズ

 こちらも天空璋より。

 再生回数1位の「純粋な」動画になります。私の全動画で見れば上にあと二つありますが……それはまた後ほど。

 このアレンジの特徴といえば、やはりパートごとに季節の音色を混ぜた点が挙げられます。良いやりかたでした。特に特にサビ二回目のリレー部分ね。あれ私も大好きです。

 そして、実はこれがErectri6ity(エレキ音源)初使用だったんですね、まだ慣れていないのがMIDIノートを見て丸わかりです。今だったらあんな律儀にキースイッチ使いませんよ。これもまた成長。


古きユアンシェン

 神霊廟より、ニコニコでの500L/g動画の中で飛び抜けた再生回数を誇る動画です。

 ……そりゃこんなにネタ要素強かったらな!? よく作ったもんですよ同時の私。確かシャワー浴びてたらこのネタが降ってきたんでしょ? どんな水道使ってたんだよ。

 

 動画はさておき、アレンジのほうは私にしては少し珍しいか……? ぐらいの感じです。私の古い音楽作品って、フォーシーズンズを聴けば分かる通り高域がちょっとスカスカ気味なんです。その中にあってこのアレンジは、結構上の方まで音が詰まっているんですよね。かなり激しく鋸波系の音使いましたからねえ。何Sawだったかなあ?


カナベラルの夢幻少女

 秋霜玉より。5面曲を鳥船遺跡風にアレンジしました。

 これ大好き。もともと鳥船遺跡での唯一無二な音使いが好きなので、これを好きになるのも当然ですね。ここでの作風が後々、風花舞台の音使いに繋がっていきます。

 特に『鏡の国の魔法使い』なんて、まるでこれの直系子孫ですみたいなツラしてますよね。


秘神マターラ ~ Hidden Star in All Seasons.

 天空璋より。問題作二つ目。

 昨日、動画部分を静止画に差し替えたバージョンをYoutubeに投稿致しました。ニコニコモンズの素材をかなり使わせてもらったので、外で使えないものが一つでも混ざっているとこういうことが起こるんですよね。致し方ないことです。私ももし「変なところでで使うな」と言ったものが例えば███████とかで使われたらキレてしまいますからね。誰もそんなところで使わねえよ。

 

 信じてもらえないと思いますが、実は途中でポケモンのDPtっぽさを意識した部分があります。いや、本当なんです。00:40ぐらいからのパート。よーく聴いたらベースがそれっぽく聞こえてこないですか?「そういえばこんな感じだったかもー」って。なりませんか??

 あと個人的には、サビ後半の音使いが大好きです。ちょっと合唱っぽくしたかったので、なんか豪い数の音をユニゾンさせていた記憶があります。聞き取りづらいですが1オクターブ下にメロディが増えているのも良いですね、私の性癖です。あとコードがVI-VIIときてVmのときに土星が映るのがエモくて好き。マターラのサビ爽やかで大好き。


the Last Judgement

 怪綺談より。これまた爽やかな曲ですね。

 原曲の透き通るようなイントロが大好きで、そこをどう調理するかが鍵でした。結果としてはほぼ正解に近い物を引けたと思っています。いやもう言葉より音で聴いたほうが早いですね、聴いて下さい。これも大好きなんです。

 それにしてもコメントにある「わくわくするようなアレンジ」ってこの表現。私が先に使ったことにならないかな。


エニグマティクドール ~ God Knows

 稀翁玉より。

 大好きな曲です、エニグマティクドール。大好きすぎてそろそろ四回目のアレンジをしたいなって思ってます。最初が蓬莱人形版、二回目が原曲版、三回目がそのアレンジだったので、そうだなあ次はMIDI版のアレンジとかどうでしょう。原曲と蓬莱人形版はヴァイオリンが強いイメージですが、MIDI版ではストリングスが前半のメロディを担当します。あの厚み重みを表現できたらなあ~恰好良いだろうなあ~!

 このアレンジでは、二周目の前半をペットが担当していますね。横に入っているアコギや高いところで鳴り響くPristin Bell等の影響も相まって、この辺りはサッパリした印象を受けます。続くピアノパートや縦ノリの強さも相まって、まだちょっと不気味さを抱える原曲と違いサーカスっぽさに振り切れている感じ。我ながら好きだなあ。


アリスマエステラ ~ Dream of Frail Girl

 幻想的音楽より。

 私はアリスマエステラといえば幻想郷の原曲版が好きです。あのブ厚いイントロから始まる一連の流れが大好きで。そういうのもあって幻音版にはさほど思い入れはなかったのですが、このアレンジを期に幻音版も好きになりました。儚く消えていくアウトロ。良いですよね。私は今ZUN氏の古い曲を繋げたメドレーを作っているのですが、幻音版アリスマには前半の方でちょっと長めに流れてもらおうと思っています。


舞踏機関、壊れた

 そしてラストはまさかの連縁曲。无現里及び天影戦記より。

 さっきの『アリスマエステラ』のアウトロが儚く消えていくものであるなら、こちらは闇へと消えていくタイプのアウトロです。雀巳側のフレーズを繰り返しながらも、『永劫舞踏機関』を象徴するボンゴは不気味になり続けるという、ちょっと揺さぶりをかける感じ。雀巳も鶴喰もまだまだ謎の多いキャラクターなので、気軽にこういう事ができますね。

 アレンジについて詳しいことは以前書きましたので、今回は割愛させていただきます。


 以上、2024年8月のおすすめ作品でした。

 折角ニコニコが復活したわけですし、ここに並んでいる動画だけでなく、もう色々見て回っていってください。久しぶりにね。

 次回の動画投稿予定日は、9月中頃に行われるニコ童祭期間になります。乞うご期待。