私です。
すっかり冷えてきましたね。寒い夜は色々と意欲が湧くので、もしかしたら来月の連縁記念日よりも前にもう一本作品を出すかもしれません。今月はまだ余裕あるはず。
最近、『Pixel
RPG』を始めました。私はRPGをやる時は基本的に回復とバフに重きを置くんですが、最初のガチャで粘って引いたラプンツェルがヒーラーど真ん中で、なにか運命を感じましたね。そりゃまあ映画だとただのヒーラーでしかないんですけど、『ザ・シリーズ』を見てるとお前本当にプリンセスかよってぐらいデバフがエグいイメージが強くて。今はラプ(ヒーラー)と脳筋オーロラ姫(脳筋)とプー(バッファー)とスティッチ(山寺宏一バッファー)とジーニー(山寺宏一バッファー)で回してます。まさか人生生きててオーロラ姫に脳筋なんて言葉使う日が来るとは思わなかったよ。
おすすめ基準
ニコニコ動画での「一日あたりの平均再生回数(全期間/過去30日)」と、Youtubeでの「過去28日の総再生時間」(足切りラインあり)の情報をもとに現在の視聴状況を示すスコアを算出、これを基準に以下の区分から作品を選んでいます。
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上位作品:3枠
基本的には新しめの動画が入る傾向にあります。 -
最下位作品:3枠
スコアが0.00、つまりニコニコで過去30間全く再生がなく、かつYoutube総再生時間も一定のラインに達しない作品が該当します。
基本的には全期間の平均再生回数が多い方から選ぶようにしています。
ごく稀に、このうち1枠を準最下位作品にあてることもあります。(最下位常連作品が珍しく上がっていた時など) - 平均値作品:2~4作品
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中央値作品:2~4作品
スコアが各値に最も近いものと、その前後を含めた3作品を対象としています。
各値の状況や次のYoutube枠との兼ね合いもあり、場合によって枠数が変動します。基本的には3枠です。 -
Youtube枠:1枠
Youtubeアナリティクスにおいて、「この期間(過去28日間)の上位コンテンツ」とされている作品。
他の枠と被りが発生する場合や前月と変わらない場合等あるため、必ず期間1位を選出するとは限りません。 -
自由枠:1枠
その名の通り自由枠です。上記五つの基準にのらなかった作品から一点選ばれます。
この枠のみ、おすすめ順は先頭固定となっています。
自由枠を除き、おすすめ順はその時々で変わります。
また、選出にあたっては「過去3回連続で選出された作品は暫く除外する」という条件を設けています。流石に毎回いられても語ることが無くなるので。
目次
the Last Judgement
自由枠。怪綺談より5面曲です。
これも好きなんですがなかなかYoutubeに再掲するタイミングがないですねえ。
確か、初めてThe Grand 3(ピアノ音源)を使ったのはこのアレンジでした。頭から鳴っているのはSD-90のEuropean Pfという静かなピアノで、その後から入ってくる硬めのピアノがTG3です。種類は忘れました。多分BösendorferのCloseだったと思います。
私は基本的に、イントロで曲を好きになるタイプです。この曲も例外ではなく、透き通る水晶のような音で静かに始まるあの感じが大好きなんです。TG3だけでなくSD-90のピアノも使ったのは、それをなるべく表現したかったから、というのが大きいですね。ここでアレンジの方向性が決まって、あとはそのまま突っ走った感じでしょうか。メロディ楽器は迷いましたが、透明感ではReed Romanceは頭一つ抜けていると判断して、唇を噛みながら選びました。(大のサックス嫌い)
後半で転調した際、原曲ではそれまでの流れに乗って続きのフレーズが流れますが、今回のアレンジでは一旦ドラムを止めて、ピアノをソロのように弾かせるという芸をやってみました。元のフレーズが良いので結構うまくハマったと思います。
不思議の国のアリス
今回はなんでか怪綺談曲多めです。
いやほんとに偶然。自由枠だけは合わせに行きましたけどほかは偶然。
皆さん大好き『不思議の国のアリス』ですね。私も好き。
アレンジに於いては、サビの音選びに少々苦戦しました。シリーズ『東の彼方の夢』のコンセプト上、曲調は蓬莱人形風にしなければなりません。そして、曲を選んだ時点から「この曲は絶対に『永遠の巫女』風にする」と決めていたので、派手な音を使うことができません。ですが、原曲では『幽夢』のメロディなどでもよく使われた、結構倍音の多い音が二度目のサビに充てられています。一度目はピアノやイングリッシュホルンを使うので良いとして、一旦溜めが入ってからの二度目をどうするか。いろいろな楽器で試行錯誤して、結局一番はまったのはピアノでした。あっちこっち行って結局ピアノかよーという気持ちもないではないですが、自分がハマると思った音は曲げちゃいけません。素直に従って、原曲よりも少し厳かにサビに入るようにしました。
動画について、動画1/3ぐらいの演出はわかりますかねこれ。妖々夢3面の謎の切り替え演出の真似っこです。そういえばこれを怪綺談EX再現の動画でやった御仁がいましたね。
人形裁判
妖々夢より『人形裁判』。
当然上位枠としての選出です。そのスコアなんと2701.86。見た事も無い夢の世界です。とはいえ流石に投稿から一ヶ月も経つと、伸び方も穏やかになってくるというものです。ニコニコはもとより、Youtubeでも先週の初め頃から視聴状況が落ち着き、チャンネル全体のグラフが一気に右肩下がりに転じました。まだコンテンツが少ない人の宿命ですね。でも旬の間に5000回行くところは見たかったなあ。まあいいや、次を出そう次を。
このアレンジを最初に制作したのは5年以上前、2018年の末です。年末作品もしくは2019年の年明け作品として出そうとしていました。まあ動画内容的には年末かな。ただその動画がうまく作れず、ミックスもあまり納得がいっていなかったこともあって、投げてしまいました。もちろん動画でやろうとしたネタも。
しかし、動画を作れなかったのはむしろ幸運だったのかもしれません。あの時投げたネタの一部は、『風花舞台』という今やお気に入りのシリーズとして再編されました。そしてその『風花舞台』をやったからこそ、今回の動画では説明的な演出を省くことができたのです。詳しくはシリーズの動画を見てくれというほかありませんが、あの内容まで演出に含むと結構話の輪郭がはっきりしてしまって、面白くなくなっていたと思うんですよね。あの時動画を出せなくてよかった。
あとは、『東の彼方の夢』と『風花舞台』に対する最終章的なポジションに置いてあげられたのも良かったですね。どこか息苦しく始まった第一章、爽やかにフィナーレへと向かう第二章、やりきった思いで過去を振り返る華やかな最終章。良い流れです。この後に「あとがき」もあるわけですが、それはまたこの記事の下の方で。
ハートフェルトファンシー Ver.2.0
地霊殿より。
今回は平均組ど真ん中でした。これこないだもピックアップしなかったっけ?
このアレンジではどのピアノを使ったんでしょう。SD-90とCubaseの付属音源しか使っていない筈なので、多分HALion Sonic SEのどれか。YAMAHAなんとかかんとかみたいな名前のほうだった気がする。それともCompressed Rock Pianoのほうだったかな? 多分どっちか。
いや実はですね、今回のおすすめってピアノ音源が結構多彩なんです。まず最初の『the Last Judgement』で、SD-90とTG3どちらにおいても普段ほとんど使わない音色を使っていました。次に『不思議の国のアリス』はSGM時代なのでSGMのピアノを、『人形裁判』では、TG3のYAMAHA C7に加えてHALion SonicのCompressed Rock Piano(駆け上がりのフレーズ)と、SC-88ProのPiano 1(『ロマチル』パートの伴奏)、ZENOLOGYのAc Pop Piano 1(アウトロ)というちょっとチープな音を使っていました。ほらもうこれだけで種類が多い。ここまで曲や場面によって音色を選ぶのは、ピアノ以外だとベースとドラムぐらいです。エレキも一応選んでいるほうに入るかな?
やはり音源は数あったほうが良いですね。やりたいことに合わせて、一番向いている音を選ぶ。これも大事な作業の一つです。
逆に数が増えた結果選ばなくなった音もあります。その代表がフルートです。このアレンジではSD-90のものを使っていますが、今はもうHALion SonicのExpressive Fluteしか使っていません。別にこっちが良い音だから、というわけではなく、単にハード音源は録音しなきゃいけないのがめんどくさいというだけのことだったりします。SD-90もソフト化してくれないかな、きっと儲かりますよRoland。
ネメシスの要塞
今回はYoutube枠として選出。ダブルスポイラーより。
本当は『月時計』がこの枠になるのですが、前回まさにそのYoutube枠で選出したためもう一つ順位を下ってこの曲になりました。まあこれも前回紹介したんだけどな。
鮭がいますね。下の方に。確かこれよりも以前の動画で使うため、MMDの鮭を見ながら描いたものです。どの動画だったかは忘れました。それはいいとして、なんでこの動画で使ったんでしょうね。私にもよくわからない。
それにしても、Virtual Guitaristは良い音源です。古い音源なので私は持っていないのですが、一つだけ音色がXpand! 2に引き継がれているので、たまに使っています。『人形裁判』や『マターラ』でも使っています。もちろんこのアレンジと次の『無間の鐘』でも。あの「ギィィーーッ」「ガァァーーッ」という倍音たっぷりの強い音は唯一無二ですよ。
無間の鐘 ~ Infinite Nightmare
ダブルスポイラー及び未知魅知より。
実に5年越しのリク返しですね。遅くなりました。『ネメシスの要塞』と続けて聴きやすい雰囲気にしましたが、如何でしょうか。
『無間の鐘』というと「胎児の夢」やDS終盤の“強すぎる”弾幕のイメージを持っている人が多いと思いますが、私はそんなことはなくて、むしろ特定のキャラクターや弾幕のイメージを抱かないようにしています。今回のアレンジでもそこは意識したつもりです。
そもそも、私はDSの曲といえば水のイメージがあります。いずれの撮影曲も当時の新参音源であるThe Grand 3が全面に出ていて、風神録で使われたエレピやDS~弾アマ期特有のスローストリングスが存在感を放っていることで、透明感があって雨のような印象を受けます。加えて、『無間の鐘』は未知魅知で更に水っぽさが強まりました。
なので、このアレンジでも『ネメシスの要塞』終わりの雰囲気から初めつつ、水のイメージも強く入れたかったんです。最初は水底に沈む感じで作っていましたが、未知魅知の要素も含めるアレンジでそれはやっちゃいけないと思い、どんよりとした雨の日に変更。そこへ、説明欄でも書いたような実生活での「延々と続く漠然とした違和感」を混ぜ込んでこのようになりました。
ほかには「アフターオブ人形裁判」、全身全霊でやりきった後の抜け殻、夢の世界を離れ現実に帰ってきた時の虚無感、終わらぬ今を変えられないという無力感、それでも明日も生きていくという僅かばかりの前向きな気持ち、等々色んなものが詰まったアレンジです。私も原曲も、そういうのと相性が良いんですね。
ちなみにこのアレンジではTG3使ってないです。なんか綺麗すぎて違うってなりました。
懐かしき東方の血 ~ Old World
永夜抄より。中央値ど真ん中。
これもこないだ挙げたなあ……なんだ今回はそういう回なのか?
さっき某所を見て知ったのですが、この曲のサビってAメロとBメロから半分ずつフレーズを持ってきてるんですね。全然気づきませんでした。これは意図的なのかな? それとも勝手にこうなったのか。Bメロが引用か否か問題と似ていますね。正直なところ私はどちらもあんまり意図してないと思うな。雰囲気で作っていたらなんか上手くできてたパターンじゃないかと。
わかんない。フォーシーズンズ問題のときのように私は音楽を細かく分析する行為を徹底して冷笑するきらいがあるので、ただ単純に「そんなわけないだろ」マインドでこう言っているだけなのかもしれません。でもね、頭で音楽やるなんて馬鹿馬鹿しいよ、自分が「これだ」と思う全ての音に全身全霊を込めろ。
そんな話はさておき、この曲はサビ裏のストリングスが情緒を煽りますね。メロディも素晴らしいのですが、この雰囲気を演出しているのはストリングスなのでしょう。もちろんアレンジでも目立たせましたよ。確か昔Twitterでお褒めの言葉を頂いた記憶があります。そうなんですよこのストリングスが良いんですよこの曲は。
カナベラルの夢幻少女
秋霜玉5面。鳥船遺跡風です。
これも先月Youtubeに再掲しました。(前後が強すぎて私自身上げたことを忘れてました)
久々に原曲を聴いたらかなり大人しくてびっくりしました。この曲に関してはMIDIしか無いので当然と言えば当然ですが、ほかも大体の曲がそう。意外とアレンジするときに盛ってるんだなと思いました。
というわけで盛りました。といっても実際にこちらで増やしたパートはなく、概ね原曲のフレーズ通りに動いています。音が変わって、役割を入れ替えながら進めているだけ。左右でベコベコ鳴っているシンセベースもよく聴くと原曲のフレーズで動いています。ただそれだけのことでここまで印象が変わるというのは、アレンジの醍醐味ですね。
ところで、面白い話。
Youtubeって、投稿した動画にリピーターがついたかどうかを見せてくれる画面があるのですが、どうやら私の動画は、サムネイルが暖色系だとパフォーマンスが高く、寒色系だと低くなる傾向にあるようです。これ、ほんと。リバースイデオロギーだけはこの流れに逆らっていますが、少なくとも、今年7月から投稿し始めた動画(再掲含む)に関してはこの法則に従っています。
『カナベラル』もこの法則通りパフォーマンスの低い動画に分類されていますが、これはどうなんでしょうね。なんといっても前後は『偶像』と『人形裁判』で、その後には『月時計』が上がりました。ノリにノッていた時期だから寒色系故に低く出たのか、それとも単純にニッチ過ぎたから低くなったのか、どちらともいえないものがあります。
でも初動が『マターラ』以上に良かった『無間の鐘』も低いあたり、やっぱりちょっとは関係していそう。
偶像に世界を委ねて ~ Idoratrize World
鬼形獣より。
『人形裁判』に加えてこれも次回から暫くおすすめされなくなります。そう考えるとラインナップが一気に変わるなあ。いやまぁその、半月ごとにおすすめする関係上ラインナップは変わったほうが良いんですけど、一回でガラリと変わるのはちょっと寂しいかも。
これもまた久しぶりに原曲を聴く機会がありましてね、途中の部分がトランペットのソロでなかったことにメチャクチャ驚きました。だってすっかりあすこはソロだと思ってたもの。違うじゃん。
まあ驚くのも当然です。このアレンジは5年前に作り始めたもので、それから先日鬼形獣をプレイするまで原曲を聴いた記憶が一切ありません。そりゃあ思い込みますよ。しかも自分の好きな音使いしかしてないもの。記憶が上塗りされるのも当然です。
アレンジャー諸君、たまには原曲も聴こうね。
神話幻想
これまた怪綺談の曲です。
『東の彼方の夢』のトップバッターをやってもらいました。ポジションとしては完璧だと思います。
聴いて分かるようにこちらは蓬莱人形風のアレンジで、エグいぐらいモジュレーションをかけたストリングスやトランペット、そしてギターが背後で鳴っているのが特徴です。多分蓬莱人形のあの煙たさはこういう音使いから来ているのだと思います。他にもサビでは『オーエン』で用いられた上昇進行を混ぜたりして、蓬莱っぽさを底上げしています。
そういえば、Aパートで『Strawberry Crisis!!』のフレーズが使われているのに気付いた人はいますか? 今のところそういう反応は確認できていないので誰も気づいてねんじゃねえのかとちょっと心配でした。小ネタってちゃんと「仕込んだ」って説明しないと伝わらないもんだね……。『神話幻想』から『Magic of Life』までの4曲はこのシリーズでは「現実パート」にあてられていて、舎密の世から幻想の世界を想う「私」が描かれています。「科学と魔法」といえば岡崎夢美だもんで、テーマを提示する意味で混ぜ込んでみました。
風そよぐ花の舞台
こちらは自作曲。『風花舞台』のメインテーマを担当しています。
いいですね、『東の彼方の夢』トップバッターがあって、『風花舞台』の主題があって、最終章たる『人形裁判』があって、そのあとがきでもある『無間の鐘』まである。順番はバラバラですが上手く纏まりました。
前回『訪れぬ五月晴れ』をピックアップしたように、こちらも準最下位の枠で選出しています。普段は最下位常連作品です。仕方がないですよ、東方風とはいえ自作曲だもの。これなんかは良い方で、『妖怪桜の下で』に至ってはニコニコ復活以来一回も再生されてないですよ。『人形裁判』からリンク飛ばしてるのに。
『風花舞台』の音テーマは「伊弉諾物質風」。別に初めからそうするつもりだったわけではありませんが、あの頃のマイブームだったのでこうなりました。音源も唯一揃ってましたし。
前にもどこかで語った記憶がありますが、メインメロディの前のめりなフレーズは『ネクロファンタジア』を意識しています。幻想郷という「花の舞台」を霊夢の要素を全く絡めずに表現すると、まあ「いつものフレーズ」を使うか紫を持ってくるかになります。今だったら隠岐奈とかも要素としてはあるんですけどね、このシリーズはあくまでも「花映塚直後」をイメージしているので。
禁断の魔法 ~ Forbidden Magic
これも怪綺談曲。
ほんとよくここまで固まったな。
亡我さんとの合作用に手癖で作ったアレンジを自分でミックスしたものになります。つまりただの自作アレンジ。
原曲はどこかひんやりとしたイメージがあったので、アレンジでもいきなりSD-90のSoft60'Organ(『ハートフェルトファンシー』でも使われたやつ)を使って、その雰囲気を後押ししました。ちなみに、私はこっちのフレーズがメロディだと思っているのですが、亡我さんのバージョンではピアノのフレーズがメロディを受け持っています。好みの違いですね。そういうの好き。もっと他の人の好きな音に基づく解釈が聴きたいよ私は。「あ! こここういう音使いにするんだ!」みたいなの。大好き。
それにしてもReed Romanceは伸ばすフレーズが合いますね。私ですね、こういうロングトーンにビブラートが掛かったりクレッシェンドが掛かるのって好きなんですよ。前者はSoft60'Organがやっているやつですね。他の作品では『博麗』でも同じことをしていました。やっぱり好きな音を好きに使うって最高。
いざ、倒れ逝くその時まで
これ、実は今回は最下位組です。珍しいこともあるもんだ。
靈異伝より、『いざ、倒れ逝くその時まで』。
怪綺談版と靈異伝版(原曲版)とあって、今回は2バージョンのメドレーとなっています。コメントでは「この曲は怪綺談アレンジ一択だよなぁ」と言われていますが、すまねぇ、私は原曲派なんだ。(なんかこれこないだも見たぞ)
原曲版と怪綺談版の大きな違いは、サビの展開です。怪綺談版がアルペジオ主体で動き最後には止まるのに対し、原曲版はメロディ主体で最後まで通す展開をとっています。私はこれだったら原曲版の動きのほうが好きかなと。あとAパートの音色も透き通るような感じで好きですね。
ところで、このアレンジの原曲版パート後半は『ネクロファンタジア』を意識しているところがあり、サビを分厚くするべくメロディ裏でピアノをこれでもかと発狂させました。このピアノの動きは結構気に入っていて、実は他のアレンジや未公開の自作曲でも使ったことがあります。『緑眼』などを聴いて頂ければ分かるかと思います。3拍子に変形してはいますが、中盤でそれっぽいものが聴こえるはず。
以上、2024年10月下旬のおすすめ作品でした。
流石に次回は連縁作品に比重を置いてみましょう。わかってるんですよ、先週からじわじわと『ムーンチャイルド』の総再生時間が伸びていることぐらい。じわじわと言わずグンと伸ばしましょうね。
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