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今月のおすすめ作品(2024年11月)

 私です。

「やることが多くて……」とか言っておきながら、告知回数は増やすわ、この記事の宣伝のために140秒に13曲詰めるとかいう狂気のXFD

を作るわ、noteを毎週更新するとか言い出すわ、なんか口と手がチグハグな気がしてます。この上これからリアルでもっと大変なことが始まるっちゅーに……

 さて、11月です。ご存じの方もおられると思いますが、11月11日は連縁記念日です。私も4年ぶりに参加します。

 ということで今回は連縁スペシャルー!! ドンドンパフパフー。 つっても三曲しかないからほかは全部いつも通りで行くんだけどな!!


おすすめ基準

 ニコニコ動画での「一日あたりの平均再生回数(全期間/過去30日)」と、Youtubeでの「過去28日の総再生時間」(足切りラインあり)の情報をもとに現在の視聴状況を示すスコアを算出、これを基準に以下の区分から作品を選んでいます。

  • 上位作品:3枠
    基本的には新しめの動画が入る傾向にあります。
  • 最下位作品:3枠
    スコアが0.00、つまりニコニコで過去30間全く再生がなく、かつYoutube総再生時間も一定のラインに達しない作品が該当します。
    基本的には全期間の平均再生回数が多い方から選ぶようにしています。
    ごく稀に、このうち1枠を準最下位作品にあてることもあります。(最下位常連作品が珍しく上がっていた時など)
  • 平均値作品:2~4作品
  • 中央値作品:2~4作品
    スコアが各値に最も近いものと、その前後を含めた3作品を対象としています。
    各値の状況や次のYoutube枠との兼ね合いもあり、場合によって枠数が変動します。基本的には3枠です。
  • Youtube枠:1枠
    Youtubeアナリティクスにおいて、「この期間(過去28日間)の上位コンテンツ」とされている作品。
    他の枠と被りが発生する場合や前月と変わらない場合等あるため、必ず期間1位を選出するとは限りません。
  • 自由枠:1枠
    その名の通り自由枠です。上記五つの基準にのらなかった作品から一点選ばれます。
    この枠のみ、おすすめ順は先頭固定となっています。

 自由枠を除き、おすすめ順はその時々で変わります。

 また、選出にあたっては「過去3回連続で選出された作品は暫く除外する」という条件を設けています。流石に毎回いられても語ることが無くなるので。

目次


ムーンチャイルド ~ Homunculus Dream

 はいもう今回は自由枠から連縁曲で行きます。

 連縁霊烈傳より。5ボス平文門のテーマです。

 

 連縁曲は基本的にSD-20のみで制作されており、SD-90/80のSpecial1及び2収録音源や、その他Electri6ityなどの外部音源は使用されていません。つまり言い方は悪いですが、大昔の「SD-90さえ持っていれば東方風が作れる!」みたいな音使いをしています。Reed Romanceなどの透明感のある音はありませんが、代わりに東方以上に主張が激しいのが、 Violin 2 vib(高音が特徴的なバイオリン)、 St.Piano 1(「Roland製」と名札のついたようなピアノ)、そしてお馴染みRomantic Tpです。

『ムーンチャイルド』及びアレンジ版の『月には届かぬ手』は、そんな連縁曲の特に連縁曲らしい音使いを真正面からぶつけるスタイルの楽曲。終盤の力強いペットが大好きなんですよ~私。なのでね、こちらも正直にアレンジさせてもらいましたよ。

 流石に脇は外部音源で固めましたが、上に挙げた音源は全てちゃんと使用しています。

 

 あとはそうだなあ、このアレンジって節々に他の曲が混ざっているんですが、どれでも良いのでフレーズを覚えておくと良いと思います。多分そのうちの1曲は来年アレンジすると思うので。(今年じゃないんだ)


妖怪桜の下で

 こちらは東方風自作曲。『風花舞台』用に作ったものです。

 実はニコニコが復活してからつい先日までの間、これと『Happiness Maple』は一回も再生されてなかったんです。『人形裁判』でURL張ったはずなんだけどみんな何してたのかな。

 それがようやく直近30日の再生数に動きがあり、珍しく上昇した最下位常連ということで、準最下位枠のトップとしてピックアップ致しました。

 

 メインフレーズのリズム、「妖怪桜」というワード、そして後半で加わる『東方裁判』のフレーズから分かるように、こちらは「花映塚終了直後」をイメージしたものとなっています。

 ニコニコ側の動画説明文にもある通り、もう完全にシリーズの説明としての役割しか与えていないので、言葉にして語ることがあまりないんですよね。「アフターオブ花映塚です」とだけ分かればそれでいい感じ。作ったのも確かこのシリーズの自作曲では真ん中ぐらいでしたから、若干他のことをする余裕がなかったのかもしれません。

 まあでもあれです、コメントにもあるように静かで落ち着く曲ですから、長々とループして聴くには良いものかもしれませんね。そのときは是非再生時間も記録されるYoutubeのほうでループ再生してほしいっすね。

 

 ていうかさ、今序文見直したんですけどこれこないだの『人形裁判』のアンサーになってない?? だめじゃんここまではっきり語っちゃ。何してんだ5年前の私。5年前!?


永遠の巫女(靈異伝版)

 靈異伝より、『永遠の巫女』。

 たまたま最下位組にいたので、先日の『少女綺想曲』に絡める形でピックアップ。

 

 やっぱり『永遠の巫女』はいいなあ……。靈異伝版も怪綺談版も、蓬莱人形版も好きです。その中で一番寂しい雰囲気なのは靈異伝版かですね。必要最低限の音しかない感じがね、特にそんな感じ。

 このアレンジでもその基本は踏襲しています。原曲の楽器構成を、ドラムやギター、ピアノなんかで包んであげた感じですね。私のアレンジってそういう系も割と多い気がします。特に旧作系。たまに正統派と評されるのもそういった面があるからなのかもしれません。

 原曲を壊さずに自分の欲しい要素や好きな要素を入れる余地がある曲は、アレンジがしやすいですね。

 

 ……ところで私楽典詳しくないんですが、ループ前に4つ和音を鳴らしてるじゃないですか、あれの3つめってなんていうコードなんです? B♭とCとDとかいうM2積んだ密集和音なんすけど。なんすかこれ。


悲しき人形 ~ Doll of Misery

 怪綺談より。上位二作品が連続3回の制度に引っ掛かったため、今回上位組の三番手はこちらになりました。

 9月末に突然ニコニコでの視聴数が跳ね上がって、以後も減る様子がなかったので勢いでYoutubeにも再掲しました。

 そしたら途端に伸び悩んで草。Youtubeでの私の登録者って旧作とか好きな人も多いと思ったんですけど。なんすか。違うんすか。

 

『悲しき人形』って、一応夢子の戦闘曲ではあるんすけど、流れ初めでは先に神綺が出てくるんすよね。今にして思えば、あの不安定なイントロって夢子よりも神綺を表しているんじゃないかと思うんすよ。どうすか。

 アレンジの方向性としては、これもまた正統派すよね。メイン部の上がって下がってを繰り返すコード進行が好きなんすよね。でも名前知らないんすよね。名前なんすか、この恰好良いコード進行。

『地下大線路網』とか『明治十七年』とか、このコード進行が使われてるとなんか神聖なものに迫られる感じがするんすよ。それでクワイアだのパイプオルガンだのチェンバロだのヴァイオリンだのを使って、その神聖さをもっともっと押し出したんすよね。

 

 Twitterでも言ったんすけど、この曲のアレンジってアレンジャーの個性が強く出ると思うんすよ。今「神聖さ」を押し出す楽器として挙げただけでも四種類ぐらい楽器があったじゃないすか。まずそのどれをメインに据えるかが最初の分かれ目になると思うんすよね。

 私はもっと他の人の解釈を聴きたいすね。悲しき人形が手札にある人は有無を言わせず今から私と解釈バトルすよ。なんすか。


魔女達の舞踏会 ~ Magus Night

 秋霜玉より。『メイガスナイト』風。

 まあコメントでトランペットにメリハリがないなどと言われているように音源は全然違うものですので、ただ雰囲気を寄せただけです。

 

 そうねえ、以前アレンジ面について語った記憶があるので、今回は原曲について語りましょうか。

 まず『魔女達の舞踏会』のほうなんですけど、この記事を書くにあたって久々に聴き直しました。なんすかあのストリングス……何らかの歪み系エフェクトを掛けていると思うんですけど、なかなか気色悪い音をしていますね。でもブ厚い感じは好き。幻音版だと転調後にブラスが加わるのも良いですね。厚み稼ぎにブラスを混ぜるのは私もたまにやります。あれをやるとねえ結構手軽に厚くできるんすよ。

 アレンジにおいては、基本的にメインフレーズをペット単音に任せているので、あんまり厚みは感じられませんね。でもまあ別に良いです。厚みが必要なアレンジではないので。

 

 ところで、あの特徴的な「コォーン」という音、このときは何で出していたと思います?

 正解はタンバリン! ピッチを一番下まで下げて、最低音を鳴らすことであのような音にしています。原曲群ではどんな音を使ったんでしょうね。気になる~。


舞踏機関、壊れた

 忘れた頃に連縁曲。

 无現里及び天影戦記より、EXボス闡裡鶴喰の戦闘曲。

 

 Youtube枠には今回満を持してこちらの曲を選びました。

 実はチャンネル全体の再生数が極端に落ち始めてから、またこの曲が人気順のトップ層(今回は第三位)に舞い戻ってきており、上が『人形裁判』と『無間の鐘』ですので、選ぶまでもなくYoutube枠はこの曲になるんですよね。

 いやもともと連縁用のチャンネルとして始めて暫く放置していただけあって、このアレンジの人気は根強いですね。『人形裁判』が落ちた後、過去48時間の再生数でこの教がトップを取ることもしばしばです。ありがたいことですが、ちょっと複雑でもあります。他が勢い落ちるの早すぎだろ……って思ってしまうんですよね。

 

 このアレンジでは、『永劫舞踏機関』と『壊れかけの永劫舞踏機関』のアレンジが、後半では國主雀巳(アルディ)の戦闘曲『MO-NA-D-1』に乗っ取られるという構成を取っています。気色悪い系のシンベが最初から両サイドで鳴っていたのがある種の伏線ですね。こういう音は『MO-NA-D-1』の領域だと思うので。

 アレンジの1:46ぐらいの一旦静かになる部分あるじゃないですか、私あれ好きなんですよ。鶴喰の余裕に触れる感じがするというか、一瞬こっち(藪雨や玄鳥)のほうを見てくれたとうな感じがするというか。なんていったら良いんでしょうねこういうの。うまく言葉にできないす。なんすか。


無間の鐘 ~ Infinite Nightmare

 ダブルスポイラー及び未知魅知より。

 これまだ先月上げたばかりだったのか……三ヶ月ぐらい前かと思った。

 

 何度も触れています通り、『ネメシスの要塞』から続けて聴けるようにしています。それにあたり、まず音選びを寄せました。

 例えば、ずっと上の方で鳴っているキラキラした音(SD-90 Fantasia 3)と、原曲でオルガンやアコギが奏でたパートを担当しているエレピ(SD-90 NY Rhodes)等は、『ネメシスの要塞』でも使用しました。

 また、ドラム(Xpand!のドラム系音色)やベースについても、なるべく近いものを使用しています。エレキやストリングスもそうですね。

 逆に両方のアレンジに存在していて音色が異なる楽器が、ピアノです。『ネメシスの要塞』ではHALion Sonic SEのものを、『無間の鐘』ではZENOLOGYのピアノを使用しました。『ネメシス』で使ったピアノはどうも太くて、今回のアレンジには合わないと判断したためです。同様に、当初原曲と同じくThe Grand 3の音色を使おうとしていたところ、なんか綺麗すぎるとの判断から途中で差し替えをしています。このアレンジはあくまでも「雨」のイメージですので、綺麗すぎても太すぎてもいけなかったんですね。じめじめしたような感じを出すには、少しくぐもってリリースも短めの、しかもちょっと昔のハード音源っぽいチープな感じを持つ音でなければだめでした。

 

 実は同じピアノを『人形裁判』のラストでも使っていたりします。このピアノはSQのそれっぽく調整したものなので、ああいう場面でも使えるんですよね。


ハートフェルトファンシー Ver.2.0

 困ったことにまた平均組としてのピックアップです。しかもド真ん中。

 地霊殿より4面曲です。

 

 ……いやこれももう語れること無いや。次回またピックアップ対象になりそうなら除外しましょ。流石に言う事思い浮かばないのにおすすめもなにもありませんからね。

 4:44辺りから裏で鳴っているチェンバロあるじゃないですか。これちょっと他と違った動きをしていると思いませんか? なんか少し浮いているような感じがしますよね。これ実は、『少女さとり』のフレーズを普通のアルペジオっぽく分解したものを流しています。わからなかったでしょ~。

 え? なんすか。聴こえなかった? まあ無理もないかあ、ミックスのミの字も知らなかった頃の作品だからなあ……我ながら成長したものだ。


渡る者の途絶えた橋

 同じく平均組。これまた同じく地霊殿より。

 これももうすぐ一年経つとか信じられないな……。

 

 何と言っても聴きどころは中盤ですよ。あれがやりたくてこのアレンジ作ったんだから。地霊殿をプレイしていると、ちょうど原曲のあの場面で歪んだオーラとともにパルスィが登場し、じわじわ迫りくるような弾幕を展開します。あの不意に何者かに襲われた緊張感はどうしてもアレンジに組み込みたかった。そういった思いであの部分を作っています。

 全体的に、少し踏み込んだダンジョンみたいな感じに仕上げています。コメントで「ワクワク感半端ない」と言われていますがそんな感じです。「あっちょっと来ちゃいけないところ来ちゃった~面白そ~」ってなる場面。和の音階がよく合っていますよね。


虚、実を表裏上ぐ

 連縁アレンジ三枠目。无現里5面道中曲。

 Youtubeチャンネル最初の動画でもあります。

 

 一応、今でも連縁曲で一番好きなのはこの曲です。イントロが比較的大人しい反面、全体としては疾走感があるバランスが好きです。

 このアレンジもまた、メインどころはできるだけそのままに、周りを外部音源等で固めた形になります。といっても最初のヴァイオリンはSDじゃなくてSGMのやつなんですけど。

 最初からずっとハープシコードがリズムを刻んでいますね。これは連縁曲の特徴でもあります。なんかやけにあの楽器を沢山使うんですよ連縁曲って。ピアノにベースみたいなことをやらせて、バッキングはハープシコードにやらせて、ってふうにすれば誰でも連縁曲が作れます。(暴論)

 

 コメント欄を見ていたら、「CD曲のアレンジは難しいでしょうか」とありました。いやまあ難しくはないと思いますが……正直なところ、連縁曲って個人的には合う合わないがかなり分かれるんです。で現状「合う」曲が結構少なくて、ちょっとCDまで手を出すかは微妙ななんですよね。まあでもなんかポッと思い浮かんだらアレンジすると思います。


少女綺想曲 ~ Capriccio

 今回最後はこちら。東方幻想郷より。

 他作品からも少し引っ張ってきてます。

 

 原曲は『Dream Battle』と比べると音使いが可愛く、一方サビではブ厚い音を勢いよく恰好良く響かせる感じになります。この「可愛らしくて勢いがあって恰好良い」を表現するにはどんな構成が良いか考えて出てきたのが、このロックスタイル。

 靈夢と何人かでギターやベースを提げて、後ろで一人ドラムを叩いてる、そんな光景をイメージしてこうなりました。

 

 当初は原曲通りの流れを二回ぐらい繰り返すだけの、短いアレンジになる予定でした。

 ただ、なんかドラムベースギターを打ち込んだだけの打ち込んだイントロを聴いたとき、「なんか寂しいな」とか、「なんか終わりそう」とか、そういう感想を抱きまして、いっそじゃあ「靈夢最後の戦い」っぽいイメージで行くかと方向転換しました。途中で『博麗』や『永遠の巫女』を入れたのはその延長ですし、最後『Dream Battle』で去っていくように〆たのもそういうイメージからです。

 この「靈夢最後の戦い」をどういう方向性で捉えるかはお任せします。「旧作靈夢が霊夢になる前の最後」でも良いですし、「東方の終わり」でも、「霊夢の最期」でも良い。とにかく様々な「終わり」を感じた、そう聴いている側も感じられるようにした、とだけ言っておきます。

 

 それにしても、ここ三作連続で「ループによるフェードアウト」で終わってるんですよね。自分では一瞬ネタ切れかと思ったんですけど、よく考えるとその方向性は違います。

『人形裁判』と『少女綺想曲』は「ちゃんとやり切って終わる」タイプで、『無間の鐘』は逆に「いつまでも永遠に続く」タイプです。更にその中でも、『人形裁判』は華やかに、様々なものを残して去っていった形であるのに対し、『少女綺想曲』はどちらかといえば、全て出しきって消滅する感じ。

 やっていることは同じでも、それまでの展開や音使い、曲調によってこうもイメージが変わるんですね。ちょっと勉強になりました。


青空の紅一点 ~ Chinese Tea

 紅魔郷より『上海紅茶館』。

 今までピックアップ対象を綺麗に避けてきた作品です。だいたいあと一枠あればってところまで来ていました。

 

 紅魔郷版、夢違科学世紀版、両方の要素を含みます。二周目が特にわかりやすいですね。私はどっちも好き……だなあ。あそこまで行くと別の曲というか、あんまりどっちがどうみたいなふうには見れないですね。それぞれ別の曲として好きってところかな。

 楽器使いなどは二周目だけ夢違版に寄せつつ、ほかはもう全く原曲とは違うものにしています。ニコニコには私が大好きな『上海紅茶館』のアレンジがありまして、まあご存知の方はご存知で良いのですが、そっちを意識した感じのアレンジになっているんです。

 私がまだ活動を開始する前、まだ東方二次創作の勝手がよくわからない中で、何をしようか色々期待と構想を膨らませていたときに鬼リピしていました。その頃に思いを馳せてアレンジしたものです。もしかしたらそんなワクワク感もちょっとにじみ出ているかもしれません。

 でもまさか、あの9年後には東方とこんな微妙な距離感を漂っているとは思いませんでしたよ。結局あんまり面白いことをしないままここまで来てしまいました。もちろん鮭とかありましたけど一発芸すぎてなあ……。でもいいですよ、もうすぐ活動開始9周年、ここまできたら10周年でも20周年でもブチ抜いてドクペお婆ちゃんになるまでです。そのうち生き残っているだけで得できるようになるはず。

 東方アレンジをやめることだけはしないつもりですよ。原曲系アレンジャーの方々とモメたって続けたんだ、他が全員死ぬまでやってやるさ。


風そよぐ花の舞台

 忘れた頃に自作曲。『風花舞台』のメインテーマです。

 ……あれ? これ前回も紹介しませんでした? 実は前回は準最下位枠でしたが、あの後中央値ド真ん中まで登ってきたようなんです。それだけ見られたということですよね、皆さんありがとう御座います。

 でも二回連続は流石に語れることねぇぞ!? どうしよう!

 

 そうだなあ、じゃあ東方風について語りましょうか?

 正直なところ、この曲を聴いて「東方風だ」と思う人はあんまりいないと思うのです。私自身も胸張って答えることはできません。似てる曲無いし。

 ですが「似ている曲が無いから東方風ではない」かと言われると、それは違うと思います。だったら世の中の東方風のほとんどが(略

 私は、「東方風」には二つの種類があると考えています。「原曲に寄せるタイプ」と「自作曲に東方曲の要素を加えるタイプ」の二つです。私は基本的に後者が多いです。メロディラインとか他のパートを初めから原曲たちに寄せるつもりは全く無くて、まず曲を好きに作ってから、周りを東方要素で固めるのです。例えばサビへ戻るフレーズを『レトロスペクティブ京都』っぽく変えるとか。(1:43辺り)

 おや。これは私のアレンジスタイルとほぼ同じですねえ。軸とその他の位置が逆なだけで、やっていることは同じです。ということはあれでしょうか、原曲に寄せていくタイプの人は普段のアレンジでは「○○風」とかばっかりやっているのでしょうか。

 気になる研究テーマが生まれてしまった。


 以上、2024年11月のおすすめ作品でした。

 11日の連縁記念日をお楽しみに。